前半、互いに初戦とあって硬い入り。ロングボールでサイドに起点を作り攻勢に出る香川西がやや押し込む時間が続く。前半22分は香川西、ロングボールのこぼれ球をペナルティエリア外からMF8 吉田源太郎が思い切ってミドルシュートも低い弾道のボールはゴール左へそれる。決定機は作らせずチャンスを伺っていた日本航空は同37分、ヘディングの競り合いからFW10 師岡柊生が拾うとゴールまで30m強の位置からミドルシュートも香川西GK1 森井颯が片手でリスティング、ゴールを許さない。前半互いにスコアレスのまま折り返すと後半、流れが大きく変わる。

 後半、自信を取り戻したのは日本航空。制空権を制し、ショートパスも織り交ぜた攻撃からコーナーキックやフリーキックで何度か香川西ゴールへ迫る。ここで日本航空は後半8分、FW17稲見龍翔に代えてFW9江井晋之助を、同11分MF8齊藤泰征に代えてMF16加藤祥真を投入。前線の活性化を図り畳み掛ける。香川西は同15分、この日前線でターゲットとなり身体を張っていたFW11 堀恵大に代えてFW22町田大河を投入、こちらも早めの手に打って出る。しかし、最初にスコアを動かしたのは日本航空。同24分日本航空、FW10師岡柊生の左からのクロスを右で受けた途中出場のFW9江井晋之助が右足でトラップからシュートモーションに入るもキックフェイント、香川西ディフェンスが寝た所を左足に持ち替え左足一閃、右ポスト直撃のコン トロールシュートをねじ込み先制ゴール、1-0と日本航空がリードする。

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