ハーフタイムにも選手交代は尚志、FW7 二瓶由嵩に代えてDF14 高橋海大を投入。ディフェンス登録の選手ではあるが、この日はそのまま2トップの一角を担う。後半立ち上がりから尚志の勢いが増す。そんななかビッグチャンスは後半9分尚志、途中出場DF14 高橋海大がペナルティエリア前でファールを受け得たゴー ルに向かって右手約25mのフリーキック。キッカーを任されたレフティーDF5 沼田皇海がゴール右隅へ決め、先制に成功する。DF沼田は「チームが苦しい時に自分のキックで救えればと思っていたので、素直に嬉しいです」と値千金のゴールを喜んだ。ここで一気に畳み掛ける尚志は同11分、右サイド前橋育英ディフェンス2人の間を突破したMF11 加瀬直輝がゴールライン際まで進みマイナスにグラウンダーのセンタリング、中央でFW9 染野唯月が右足を振り抜きゴール、2-0とリードを広げる。「自分が点を決めて勝ちたいと思っていたので嬉しいです」と守備での貢献度も高いFW9 染野唯月が本人納得の一撃で昨年の王者を引き離す。前橋育英ベンチは同12分、MF13 森隼平に代えてMF25 水多海斗を投入すると試合は徐々に前橋育英ペースに。尚志も同28分、この日再三のドリブルで前橋育英を怖がらせたMF11 加瀬直輝に代えてFW10 伊藤綾汰を投入、この日も尚志ベンチは一歩も引かない積極的な交代を展開。前橋育英が押し込む時間は続くが、決定機は同30分の尚志、左コーナーキックをDF14 高橋海大が中央頭で合わせるもボールは惜しくもゴール上へそれる。