MF吉田が初出場の瀬戸内を4強に導く

 1月5日、第97回全国高校サッカー選手権準々決勝第2試合が行われた。

 プリンスリーグ中国所属で初出場ながら準々決勝進出を果たした瀬戸内(広島)は、37分に左サイドのFW川岸怜央からのクロスに走り込んだMF吉田寛太が頭で合わせてネットを揺らし、待望の先制点を奪うと最後までこの1点を守り切り1-0で勝利し次戦に駒を進めた。広島県勢の4強進出は2008年度大会で優勝した広島皆実以来10年ぶり。

 試合後、安藤正晴監督は「本当に粘り強く頑張ってくれました。プレッシャーがきつかったですが、よく(吉田は)ゴールを奪ってくれました」と振り返った。12日に行われる準決勝では前回大会準優勝、プレミアリーグEAST所属で鹿島内定CB関川郁万擁する流通経済大柏(千葉)と対戦する。

(文・編集部 写真・神戸駿宏 )