試合は立ち上がりに11番バスケス・バイロンのドリブル突破からゴール前で再三のシュートチャンスを迎えた青森山田だったが、流通経済大柏のDF陣が体を張ってピンチをしのぐその後はディフェンス時に高い位置からの素早いチェックを得意とする流通経済大柏が青森山田の攻撃を抑える。前の選手のハイプレスがはまり、パスコースを限定させて蹴らせたボールをDFラインがなんなく処理、もしくは、はまらなくとも素早いスライドを繰り返し、ショートパスでの攻撃は前線でシャットアウトし、奪ったボールを早い縦の攻撃でゴールに迫る。
その中で試合が動いたのは32分。右からのCKを5番関川郁万が頭ひとつ飛びだしたヘディングで叩き込み、先制に成功する。しかし、すぐさま青森山田が反撃に出る。40分、自陣から6番天笠泰輝のパスを右サイドDFライン裏に抜け出してボールを受けた9番佐々木銀士がDFとGKの間にグランダーでラストパスを送ると、ファーサイドで飛び込んだ10番檀崎竜礼が押し込みすぐさま同点に追い付き1-1で前半を折り返す。