迎えた後半も序盤から連続してチャンスを作った昌平は後半12分に追加点。中盤で持った原田がMF渋屋航平、木下と連続してつけながら運んでいくと、エリア手前で受けた森田が相手ディフェンス3枚を引きつけて、最後は裏に走り込んだ原田がニアサイドに突き刺して3ー0。

浦和東は後半20分にMF中野音央のキープから、MF石塚陸斗とMF田村怜の連携で右サイドを崩してクロスに小川が飛んだが、ヘディングは芯を捉えることができずに枠外。26分にはMF志村直樹を送り出し、DF上原龍を前線に残して3バックに。志村のロングスローや長いボールからパワープレーを狙いにいくが、DF関根浩平を中心とする堅守をこじ開けるには至らず。逆に昌平は3バックとなって開いたサイドのスペースにMF大和海里が積極的に抜け出してチャンスを作った。終始ゲームを優勢に進めた昌平が3ー0の完勝で連覇にあとひとつと迫った。

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