集団力で勝ち切った浦和南 野崎監督「鬼の云うことを魂を持ってやってくれた」

 今季4度の対戦は昌平の4勝。だが今年最後の大一番は浦和南の粘り強さに軍配が上がった。

これまでの戦い同様、昌平は序盤からチーム全体でボールをポゼッションしながらゲームの主導権を握る。原田虹輝、丸山聖陽のボランチコンビの配球からスピードのあるFW西村悠希やインサイドに位置を取ったMF森田翔やMF木下海斗、その絞って空いたスペースを堀江貴大、吉田航の両サイドバックが積極的に駆け上がり、厚みのある攻撃を連続して仕掛けていった。

前半12分には丸山の展開から堀江がドリブルで持ち込み、クロスにニアサイドで森田が合わせるも、ボールはやや足元に入ってしまい枠を捉えることはできず。16分には再び左サイドを抜け出した堀江がエリア内に切れ込んで今度は自分で狙ったが、シュートはゴール上に外れた。

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