後半になっても三田学園の勢いは衰えず、後半17分には途中出場のFW東慧が4点目をゲット。30分にも上川のパスから途中出場のFW森山絢太がゴールネットを揺らし、試合の行方を決定づけた。試合終了間際の43分にもDF太田光紀が豪快なロングシュートを決めて、終わってみれば6点差をつけての勝利となった。

予想を上回る大勝となったが、緊張から思い通りのプレーができなかった選手も多く持てる限りの力を出し切ったとは言い難い。福原監督が「狙って鋭いプレーができず、今日はボーっとしているような感じがした。緊張があったせいか、いつもの方がノビノビとプレーしていたと思う。息もできないくらいビビっていた選手もいたので、選手権予選前の良い予行練習になれば良い」と話したようにこの一戦を新たな力に代え、次は初の選手権出場を狙いにいくつもりだ。

(文・写真 森田将義)