3戦7発と新ポジションで得点爆発 大竹琉生は「チームで一番点を決められる」SBに
1回戦で6ー0、準々決勝で9ー0と大勝した昌平が西武台戦でもその攻撃力を見せつけた。
立ち上がりに良い形を作ったのは西武台だったが、昌平はそこを凌ぐと前半33分にMF紫藤峻がネットを揺らして先制。その1分後には左サイドバックの大竹琉生の見事なサイドチェンジからFW小見洋太が落ち着いて右足で沈めると、さらに36分にはMF大和海里のスルーパスに抜け出した大竹が左足で突き刺して、先制点からの3分間で3点を奪って西武台を突き放す。
西武台は後半開始早々にFW寺川洋人がエリア内で仕掛けてペナルティーキックを獲得したが、ゴール左を狙ったシュートはGK牧之瀬皓太が完璧なタイミングでセーブして追撃を許さず。
すると昌平は後半10分、MF鎌田大夢のゴール前でのアイディア溢れるヒールパスに走り込んだ大竹がこの日2ゴール目をマーク。11分には今大会キャプテンマークを巻く大和が個人技で抜け出して最後は右足で沈めて5ー0とし、前半戦に続く連続ゴールで試合の趨勢を決めた。
後半途中からは日本高校選抜の試合から駆けつけた10番のMF須藤直輝も出場。積極的な姿勢を見せていくと、33分にはゴール隅に流し込んで6ー0とし、ゴールショーを締めくくった。
藤島崇之監督は「チームとして非常に良い形で点が取れた。2つ3つと攻撃を緩めずにできたのが良かったと思います」と、前半の連続得点がチームに大きな流れを呼んだと振り返った。