1点目は圧巻の4人抜き 個の高さ見せた佐野が2G1A! 全国3位の兄は「刺激」

 立ち上がりからペースを握った国際学院は前半5分、MF佐野佑真の右クロスに「ファーストチャンスを意識していた」というFW齊藤彪雅がドンピシャのヘディングで合わせて先制した。

前半16分にはコーナーキックの2次攻撃からDF植木太陽のクロスをFW小河原龍太が胸トラップからの右足ボレーで叩き込んで追加点とすると、その2分後にはエリア左手前でボールを持った佐野がキックフェイント2回で2人を外し、最後はキーパーも交わしてゴールに運んだ。

その後も国際学院はポゼッションとロングボールを巧みに使い分けながら連続して攻撃を展開。前半25分には1年生MF阿部智広の積極的な仕掛けがペナルティーキックを呼び込む。これをエースの佐野が最後までキーパーの動きを見ながら右下隅に丁寧に流し込んで4ー0とした。

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