4対0と大きなリードを奪った成立学園は後半も攻撃の手を緩めない。後半から途中出場の19番も前線で積極的な動きを見せチャンスメークすると迎えた46分、左サイドから町田ブライトが自らドリブルでゴール前に持ち込みゴール右隅へ蹴り込み5点目を奪う。
5対0。非常に苦しい展開なのは間違いないが、暁星高等学校イレブンも諦めない。50分には劣勢の中得たPKのチャンスを外してしまうもののその3分後、右サイド8番のクロスに14番・宮川大史がニアサイドに飛び込み、頭で合わせ1点を返し一矢を報いた。その後すぐに成立学園に6点目のゴールを奪われたものの、粘りを見せる暁星高等学校は67分、ボランチ6番・及川大翔がボレーシュートを決めて食い下がる。さらに73分にも及川がこの試合2点目となるゴールでネットを揺らして3点差まで追い上げた。
しかし、暁星高等学校の反撃もここまで。攻守が激しく切り替わり、その後も両チームがチャンスを迎えたがゴールには至らず全部で9ゴールが生まれた大味な試合はこのまま終了。攻撃陣が力を発揮した成立学園が暁星高等学校を6対3で退け、準決勝進出。全国の舞台まであと1勝に迫った。
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