後半に入り、先手を取ったのは成立学園。45分、右サイドでボールを持った10番上田悠起が左サイドへ展開。前半から攻撃参加を繰り返した左SB3番がボールを受けると、サポートに来た左MF7番へ。7番がアーリークロスを送ると国士舘DFラインの裏のスペースに走りこんだ上田が胸トラップから落ち着いて決めてゴールネットを揺らした。前半は相手の厳しいマークによって思うようなプレーが出来なかった上田が全国へグッと近づく貴重な先制点をもたらした。

 1点のリードを得た成立学園は攻撃の手を緩めない。47分、左サイドを11番町田ブライトがドリブルで持ち込んでクロス。9番がフリーでシュートもGKがセーブ。62分には上田がロングパスから右サイドを抜け出し角度の少ないところからシュートを狙うがクロスバーに弾かれた。上田の効果的なサイドチェンジが次々と攻撃の起点となった成立学園は豊富な運動量で追加点を狙っていく。

 成立学園の攻撃に対し防戦一方となった国士舘は、前半からのハイプレスの疲れもあるのか足が止まってくる。攻撃もFW10番木村大輝を狙ったロングボール一辺倒でチャンスが作れない苦しい展開。それでも念願の全国へ最後の力を振り絞ると73分には久しぶりの絶好機を作り出す。途中出場の16番が左サイドで粘ってクロスを送ると、こちらも交代して入った18番がファーサイドから合わせたシュートは惜しくもバーの上。観客席からも溜め息が漏れる惜しいシーンとなった。

 一方、肝を冷やした成立学園はラストの勝負をかける国士舘の攻撃に対してCB4番、5番中心に体を張った守りを見せる。最後まで攻める姿勢を貫いた攻撃陣は追加点を奪うことは出来なかったものの、1点のリードをしっかりと守りきったその先に待っていたのは試合終了を告げる歓喜のホイッスル。

 1対0で国士舘を下した成立学園が2年連続の全国へ。昨年初戦敗退のリベンジを果たすべく全国のピッチへ戻ってくる成立学園に注目したい。

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