後半も西武台は選手を入れ替えながら池田の展開力を生かしたサイドアタックなどで攻め込む。25分にはFW寺川洋人のアシストからFW南雲俊治がゴールと途中出場組も結果を残した。
ふじみ野は後半9分にMF山田希夢のポストプレーからMF石川裕雅が繋いでFW大曽根海人が狙うもうまくヒットせず。前半は守備をする時間が多かった前戦ハットトリックの10番MF小池柊也もアタックに加わりゴールを狙ったが、西武台の守備を前にこの日は1点が遠かった。
4ー0と完勝した西武台が優勝した2015年大会以来の関東本大会に向け、あと1勝と迫った。
4年ぶりの本戦をかけた準決勝に向け、守屋保監督は「少しでも自分たちの良いところが出せるように持っていけたら。相手の良いところを潰すのもサッカーなのかもしれないが、まだ高校生なので自分たちができることがなんなのかだけを見させたい」とストロングで臨む構え。
また「次は駒場でできるというのはやっぱり大きい。うちは年がら年中ここ(西武台第2グラウンド)でばかりやっているので、外に出て行っての強さがだんだん感じられなくなってきていた。そういう環境にまず自分たちの身を置けることが今回プラスになってほしい」とした。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登