実践学園は7番中村の正確無比なキック、10番佐藤が前線を活発に動き回り、攻守に身体を張りつつ、ボールを勝負もできる11番永瀬と、危険な所に入り込んでいく能力を持ち20番鈴木も攻撃に絡む。高い選手の個人能力を活かしながらボールを動かす。因みに10番はスローイン時はロングスローで活躍するなど、マルチな活躍を前線で見せていた。
都立高島は、14番磯部が前線で積極的な動きを見せ、10番千葉がボールキープとドリブルで攻撃を牽引する。GK鈴木のパントキック、16番矢島と18番古賀は粘り強い守備を見せ、4番斎藤と7番大関は汗かき役として中盤を駆け抜け、小粒ながら後ろからビルドアップしていく。
序盤から試合が動く。前半16分、実践学園コーナーから4番森田が打点の高いヘディング。これが決まり1-0と幸先の良いスタートを切る。同23分、実践学園20番鈴木が相手GKとDFラインの隙をつきインターセプトからクロスをあげるとこれをゴール前にいた11番永瀬が決めゴール。2-0とリードを広げる。その後も11番永瀬、10番佐藤、20番鈴木が前半のうちに追加点を奪い、試合を決定づける。