前日にハットトリックを達成した崎山と中田は幼馴染。二人の兄が米子北でプレーした崎山が中田に入学を誘った縁がある。「昨日は崎山が3点獲っていたので、今日は絶対に獲りたかったと思う」と城市監督が振り返る通り、友人の活躍に刺激を受けた中田が均衡を崩すと以降も持ち前の走力を活かした守備を続けて、1-0で前半を終えた。

 後半からは、反撃に出た長崎日大の攻撃を受ける時間帯が続いた。10番山崎光のドリブルや17番橋本亮介へのロングボールに手を焼く場面もあったが、岡田を中心に集中力を保った守りを続けてゴールを許さず。試合終盤は15番荒川莉音と3番横山凌雅を入れ、5バックに変更することで同点を狙った長崎日大の攻撃を跳ね返し、逃げ切り勝ちをおさめた。 

(文・写真=森田将義)

 
▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)