後半に入っても一進一退の攻防が続く中、専大北上は京都橘のプレスを一人一人が連動しながら外していき、11番阿部耀仁の鋭いドリブルなどで、京都橘を追い詰めていくが、京都橘も最後の部分は体を張って守り切る。後半はどちらもゴールを決める事が出来ず、試合はPK戦へ。

 京都橘は1本目を7番佐藤陽太がしっかりと決める。一方、後攻の専大北上の1本目キッカーの5番渋谷勇希の蹴ったボールはポストに直撃。専大北上の2本目も9番千田舜のキックはGK中村青のビックセーブに阻まれる。京都橘は4本目まで全て成功し1-1(PK4-1)で勝利した。敗れた専大北上は強豪相手にも臆することなく素晴らしいサッカーを展開。次は選手権の舞台での活躍を期待したい。勝った京都橘は3回戦で西武台を破った高知と対戦する。 

(文・写真=森田将義)

 
▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)