後半序盤は初芝橋本が力強いプレーでゴールに迫る。後半9分、初芝橋本10番大谷が左サイドからのクロスを力強いヘディング。しかし、これはGK沖本のスーパーセーブにあう。同30分、初芝橋本10番大谷が、キーパーとの一対一を迎えると、キーパーが堪らず倒してしまい、PKとなる。これを11番林田が冷静に決め待望の1点を手にする。追いつきたい作陽も13番新井聖斗がミドルで応戦するも、ゴールにはならず。初芝橋本はDF陣の抜かりない守備と、DFラインからのフィード、もしくはサイド11番名願、14番西淵からのクロスに、前線がターゲットになる戦い方を全体に浸透させる事で効率化を図る。今大会屈指のエアバトラー10番大谷が輝きを見せる。対する作陽は裏への一発と、8番河井を筆頭にボールを持てる選手をサイドに寄せ、ボールを保持しながらチャンスを作る攻撃を使い分ける。その後両校チャンスを作るも、結局初芝橋が虎の子の1点を守り切り3回戦進出を決めた。
(文・写真=石津大輝)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)