前半4分、富山第一は右サイドのコーナーキックにキッカーは5番真田。4番丸山が右サイドからのコーナーをヘディングで押し込み、開幕以来3戦連続無失点の徳島市立から1点を奪う。そして、前半アディショナルタイム5分にも富山第一は、5番真田のコーナーキックから、今度は3番吉藤が押し込みリードを2点に広げる。

 後半11分、徳島市立の7番槇野のインターセプトから11番野口へスルーパス。通ればチャンスのシーンもGK中川に処理されてしまう。逆に富山第一は直後の同13分、9番鈴木が相手GKと交錯しPKを獲得。これを9番鈴木が自ら決め、リードを3点に広げる。同32分、3点のビハインドの徳島市立は13番中田舜貴のクロスに15番大野がボレーで合わせて1点を返し一矢を報いるも、このまま試合は終了。富山第一がインターハイ初となる準決勝進出を決めた。

(文・写真=石津大輝)

 
▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)