中断していたリーグが再開し迎えた第4節の相手は東京理科大学。中断前の試合結果では、上位陣も失点を許すなど、拮抗したゲームを展開していた気を抜けない相手に対し、城西国際大学は新たな戦いに気合も十分。中断の間にサッカー部元関係者が起こした悲しい事件があり、試合前、チームは黙祷を捧げて試合に臨んだ。11対0と大量得点をマークし、初戦からここまで負けなしと圧倒的な強さでリーグを戦い抜いている。
城西国際大のスターティングメンバーは、大野哲煥、近藤諒大、廣瀬智行、ゲームキャプテンを務める寺田大輝、山之内裕太、加藤潤也、小栗和也、田中崚平、竹本佳、井之元和之、村下和也という万全の布陣で試合に挑んだ。
城西国際大のキックオフで試合が始まると、前半開始5分フリーキックのチャンスを獲得。DF山之内裕太のクロスに、DF寺田大輝が頭で合わせる。ゴールにこそならないが、DF陣も前線へと上がり序盤から積極的に攻撃に加わる。
「とにかくシンプルに、裏に入れる事を意識した走るサッカーをしよう」と選手に話した深川コーチの言葉に応えはじめる城西国際大イレブンは、積極的なサイド展開と裏を狙うシーンが増えていく。右サイドでは、DF近藤諒大、MF小栗和也、FW井之元和之を中心にゴール前までボールを運び、左サイドではDF山之内裕太、MF加藤潤也、MF村下和也でボールをつなぎ両サイドでチャンスを作っていく。しかし、なかなかシュートまでいたらずに我慢の時間帯が続く。
だがそれを払拭するかのようにMF加藤潤也やMF小栗和也などが積極的にシュートを狙い、攻撃に厚みが出てきた。終始攻める時間帯が続く中、ちょっとしたミスから相手のカウンターを受けるもDF陣の安定した守備で相手に得点を許さない。そんな中MF竹本佳がペナルティーエリアで倒され、PKのチャンスを獲得。それをDF寺田大輝が冷静に決め1対0。前半34分には、相手ゴールキーパーが蹴ったボールをそのままMF加藤潤也が拾い、MF村下和也へパスすると、そのままドリブルでゴール前へ持ち込み、豪快にシュートを決め2対0。終始安定したゲーム運びで、2点リードのまま前半を終えた。