前半同様のメンバーで後半に臨むと、開始早々MF村下和也がシュートを放つなど積極的にゴールを狙っていく城西国際大。
 すると後半5分、MF小栗和也のパスにFW井之元和之が合わせ3対0。その2分後には、GK大野哲煥からのロングパスをMF竹本佳がそのままゴール前までドリブルで持ち込み4対0。攻撃はますます加速していき、またしても井之元和之がこぼれ球からシュートを決めて5対0。その井之元に代わってFW浜田幸織を投入。後半18分には、前半から左サイドを走り続けていたDF山之内裕太がきれいなカーブを描いたシュートを決め6対0。途中、PKを相手に与えるもゴールポストに助けられ、運も味方につけて失点を許さない。

 勢いが止まらない城西国際大は、その後も次々とゴールネットを揺らす活躍を見せる。後半20分にはMF小栗和也からMF竹本佳とパスをつなぎ、それをMF加藤潤也が決め7対0。暑くて体力的にも厳しい時間帯になるが、それでもチャンスがあれば前を向き、貪欲にゴールを狙っていく城西国際大はMF小栗和也の絶妙なパスを途中出場のFW浜田幸織が決め8対0。
 さらに交代のカードを切り、より一層攻撃を加速させていく。得点も決め、チームに貢献したMF竹本佳に代わり、MF古川大貴、さらに、常に攻撃の起点となっていたMF加藤潤也に代わりMF桑野淳史を投入し、運動量を落とすことなく戦う城西国際大は後半37分には、DF山之内裕太のグラウンダーのパスをMF古川大貴が決め9対0。その後もGK大野哲煥からのロングフィードを受けたMF村下和也が中にいたMF小栗和也にパス。そのまま小栗が決めて2桁得点となる10点目。そして、最後は左サイドMF村下和也がゴール前にいたFW浜田幸織にパスし、それを冷静に決め11対0。
 結局、前半2得点、後半9得点と大量得点で試合を終え、その勝利に、試合会場に応援にかけつけた保護者は、選手と共に勝利を喜び合った。
 試合を振り返り深川コーチは、「自分たちが普段やっていることを選手たちがピッチで出してくれた。今日の試合をビデオで見て、足りない部分を修正して次戦に臨みたい。次も勝利を目指します」と話した。
 次戦は6月22日(日)、ホームで中央学院大学と対戦する。

【取材・文=伊藤千紘】