指示を受け、気合を入れなおした城西国際大イレブンは、後半の戦いに向かう。前半同様しっかりとボールを支配し、村下和也が左サイドを自在に駆け回り、チャンスを作り出す。
後半7分、村下和也の左からの折り返しを加藤潤也がヘディングで合わせてゴールを決める。24分には後半11分から竹本佳に代わって入ったMF米澤康太がゴール前へドリブルで持ち込みゴール右隅へ決め、6点目。
さらに勢いは止まらない。32分には左からのCKのチャンスを得ると、DF山之内裕太がゴール前へボールを送り、上がってきた廣瀬智行が高い打点のヘディングでゴールを決め7点目。8点目はゴール前、ヘディングで競った末に井ノ元和之が決める。
こうなると、あとは前の選手がいかに点を獲りきれるか。試合終了間際まで攻撃は続く。89分には加藤潤也が、90分には米澤康太がそれぞれドリブルで相手を翻弄しゴールを決め、大量10得点をあげての快勝となった。
試合後、「今日は点差が開いたけど、まだまだチームとしてやるべきことはある。また次の試合でどうなるか、というのはわからないから1試合1試合集中していくしかない」と語った小山監督。大勝にも驕ることなく一つ一つ戦っていくという姿勢を見せてくれた。また、4得点1アシストと大活躍を見せた加藤潤也は、「もちろん嬉しいですけど、ここで浮かれるわけにもいかないので」と表情を引き締めた。
「チームは今年、関東リーグに昇格するのが目標。自分は前のポジションなので、ゴールはもちろん、アシスト等、点に絡む形でチームに貢献したい。今年はやります!」と力強い言葉を残してくれた。
次の試合は4月27日、春期リーグ戦は小休止となり、千葉県大学サッカー選手権大会のトーナメント1回戦。ホームで東邦大学と対戦する。この勢いをさらに加速させたいところだ。