開幕から2連勝。前節は応援団の力も得て4得点を奪い勝利するなど波に乗る城西国際大は、ホームで千葉商科大と対戦。10対0と大勝し、開幕3連勝を飾った。今年、なんとしても関東リーグに行く。チームとしてそんな力強い意識と覚悟が垣間見えた試合となった。
試合が動いたのは4分。FW井ノ元和之がゴール右から中央へパス。そこに走り込んだMF加藤潤也がシュートを決め、幸先よく先制点を奪う。さらに22分、MF竹本佳のパスを受けたMF村下和也がドリブルで相手DFを振り切りシュート。追加点をあげる。
守備でも城西国際大は中盤からしっかりプレスを効かせボールを支配し、千葉商科大に攻撃をさせない。最終ラインまで攻め込まれても、DF廣瀬智行、DF重行拓也らがしっかりと体を入れて対処。危なげのない守備を披露する。
良いリズムが生まれ、ボールがよく動く城西国際大。30分には加藤潤也が、35分には村下和也がそれぞれゴールを決め、4対0とリードして前半を終了する。
ハーフタイム、小山監督は「余裕があるからと言って横パスに逃げない。ストライカーや前の選手はそれなりの意識を持て」と、後半に向けても攻撃の手を緩めないように指示した。ただ同時に、「戻りが遅い。8割方意識が攻撃になってしまっているから、バランスを取れ。その方が相手も嫌だろう」とバランスを取ることも強調。高いレベルで試合運びをすることを求めた。これについて小山監督は「点差が開いて選手が手を緩めるのが嫌だった。どんな状況でもしっかり走ってほしいからね」と振り返った。