ハーフタイムを経て、試合は後半へと突入。
両チームにとって重要視されたであろう追加点は44分、都立日比谷に生まれた。前半から再三にわたりチャンスを作り出してきたDF田村隆太郎のロングスローを、同じくDFの菊地航希が頭で合わせる。ニアサイドに飛び込み、フリーで放たれたヘディングシュートがネットを揺らし都立日比谷が貴重な追加点を奪った。
2点のリードを許し、反撃を試みる都立大崎はポジション変更から打開を図る。
最前線で孤軍奮闘を続けていたFW内山駿吾とMF古宮駿のポジションを変更。さらにその後、前述の2人を2トップに据える4-4-2へと移行するなど変化を見せるがゴールが遠い。53分に得たFW内山駿吾の直接FKも枠を捕えることができなかった。
試合はその後、スコアに変動は見られず。攻守両面で直向きに走り続けた都立日比谷が2対0で勝利。都立大崎との一戦を制して2回戦進出を決める結果となった。
(取材・文=金子 侑史)
▽大会日程・結果2015年 第94回全国高校サッカー選手権東京一次予選