「相手の隙に入り込む」プレーが持ち味 2年生FW風間が値千金のPK奪取!
立ち上がりからボールを持ってゲームを進めたのは市立浦和だったが、立教新座は3バックと両ウイングバックが下がった5枚で後ろのフリースペースを埋めて効果的な前進は許さない。
初戦の固さもあり、なかなか攻撃には転じることができずにいたが、前半27分に相手キーパーからのリスタートを前線で奪ったFW風間太季がそのままドリブルで侵入するとエリア内で倒されてPKを獲得。これを主将のDF小堀慶和が落ち着いてゴール右に決めて均衡を破った。
先制点を失った市立浦和は得点力のある右サイドバックの大森正心が積極的に狙っていくが、後半38分のエリア外からのミドルシュートはキーパーの好守にあってゴールとはならない。
すると立教新座は後半早々に鍵に挙げていたセットプレーから追加点を挙げた。3分、ゴール前でフリーキックを獲得すると「チャンスがあったら絶対に決めようと思っていた。あそこに蹴る練習はしていたので、あとは練習通り蹴るだけでした」とMF森田幹杜。左足を振り抜くと、キーパーの反応を許さない直接フリーキックが綺麗な弧を描きながら右隅に突き刺さった。