攻めるしかない市立浦和は怪我明けのエース・鹿屋覚を後半16分から投入したが、2点を先行し後半は攻める回数を増やした立教新座がそのまま2ー0で勝利し、注目の一戦を制した。
昨年は関東予選準優勝で55年ぶりの本戦進出、インターハイ予選も4強に勝ち上がった立教新座だが、1月の新人戦支部予選では「なんとかなるだろう」「誰かがなんとかしてくれるだろう」という雰囲気もあったという中で東野高校に0ー1で敗戦、関東予選の出場権も逃した。
「今年はすごく長い期間トーナメントを経験できずに悔しい想いがあった。初戦としてはもうぶつかるだけの相手だったので、私も選手もそういう気持ちで向かうことができた」と前田和伸監督。難敵撃破の勢いのままチームは朝霞西高校を4ー0で破って3回戦進出を果たした。我慢の時を乗り越えて、躍進を狙う今大会。次戦は大会3連覇中だった本命・昌平高校を破った正智深谷高校と、強豪校との対決が続くが、チャレンジャー精神でぶつかっていくのみだ。