準決勝で前代未聞の3連続PKストップ! 駒場スタジアムが「クリス劇場」と化す
縦への鋭さや球際の攻防で徐々にペースを握った西武台は前半32分、MF寺川洋人の左コーナーキックをニアでMF村田智哉が身体を捻りながらヘディングで突き刺して均衡を破った。
一方、前半はシュート1本に終わった武南も後半仕掛ける。4分、中央でパスを引き出したMF青野翔太がトラップでマーカーを剥がして右足で狙うも惜しくもゴール上。直後には左サイドから連続してパスを繋ぎ、こぼれを青野が狙ったがシュートは枠を捉えることができない。
それでも武南は後半33分、左サイドバックの安野天士のクロスにファーサイドで抜け出したFW大谷涼太が右足で決めて土壇場で同点に。さらに延長前半1分にはMF鈴木豪流のポストプレーを、MF鈴木宏武が右足で豪快に左のサイドネットに突き刺してついに逆転に成功した。