“柏ダービー”を制して 日体大柏が33年ぶり二度目の全国へ!
6月19日、令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選決勝トーナメント決勝が行われ、日体大柏が流通経済大柏を下し初の全国切符を手にした。
3対3のスコアで迎えた延長後半もすでにアディショナルタイムに入っていた。
「PK戦による決着か……」
そんな雰囲気が会場を包むなか、右サイドからのスローインを得たのは日体大付柏が劇的な逆転弾につなげた。殊勲者は“10番”の長崎陸(3年)。負傷から復帰しばかりで、この日は後半からの“時間限定出場”だった。
「自分が入ったときは負けていたので(2対3)、FWとして僕が決めるんだという思いが強かったです」(長崎)
まさに有言実行だ。振り出しに戻す後半終了間際のPKと、起死回生の逆転ゴールをゲットし、チームを窮地から救った。
「昨年の総体予選は準決勝で負けていたので、今年は何とか全国への切符を取りたいと思っていました。いつも応援してくれる仲間やサッカー部以外の人たちのためにも勝ちたかったです」(長崎)
全国屈指の激戦区として知られる千葉県の総体予選。出場枠が2つから1枠になり、一段と緊張感が増していた。