MF内田裕也V弾で高川学園が北海を撃破

(写真=森田将義)

 第98回全国高校サッカー選手権大会1回戦が12月31日各所で行われた。等々力陸上競技場で行われた第2試合の北海(北海道)対高川学園(山口)は、1-0で高川学園が勝利した。

 序盤にペースを掴んだのは、11年ぶりの出場となった北海だった。5バックで守備を固め、ボール奪取から素早くカウンターを展開。敵将の江本孝監督が「北海さんはパワフルなチーム。思った以上にボールを動かされたので、どういうプレスに行けば良いか迷った」と明かした通り、ボールの奪い所を定められなかった高川学園の守備を翻弄した。

14分には左サイドでボールを持ったMF14番湊琢登がボールキープから後ろに下げると、MF10番杉山壮太がゴール前にクロス。最後はFW18番寒河江健人がシュートを放ったが、高川学園のDFに阻まれた。19分にはMF7番吉川哲太のパスを受けた湊がドリブルからシュート。27分には吉川の左クロスを寒河江がダイレクトで合わせたが、枠を捉えることができない。

 対する高川学園は後半に入り、守備を修正。粘り強い守備からピッチの幅を使った攻撃を披露し、見せ場を作った。すると、49分には左CKを獲得。MF6番眞田颯太がゴール前に入れたクロスをファーから飛び込んだMF13番内田裕也がダイレクトで合わせて、先制した。26分にも左サイドでロングボールを受けたFW20番河野眞斗がカットインからシュートを放ったが、DFに当たり2点目は奪えなかった。

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▽第98回全国高校サッカー選手権大会
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