“PK職人”GK米田世波が2本セーブ!徳島市立が前回4強の尚志撃破
駒沢陸上競技場で行われた、第98回全国高校サッカー選手権大会2回戦は前大会ベスト4の福島代表尚志と2年連続17回目の出場となる徳島代表徳島市立の顔合わせ。前大会得点王の鹿島アントラーズへの加入が決まっている、染野唯月が怪我の影響で今大会欠場となっている。両チームスターティングメンバーは以下の通り。
▽尚志スターティングメンバー
1番GK鈴木康洋
3番DF坂従颯蒔
4番DF渡邉光陽
17番DF瀬齊駿斗
20番DF神林翼
24番DF五十嵐聖己
5番MF松島武虎
7番MF小池陸斗
14番MF今井聖士
15番MF松本岳人
10番FW山内大空(Cap.)
▽徳島市立スターティングメンバー
1番GK中川真
2番DF渡邉浩章
4番DF川人太陽
5番DF田内悠貴
12番DF三倉瀬真
6番MF中田舜貴
7番MF大野龍功
8番MF平佑斗
10番MF阿部夏己(Cap.)
16番MF佐野博紀
13番FW石井嵩也
尚志のシステムは4-3-3。 アンカーの4番DF渡邉光陽がビルドアップ時にはDFラインに入りボールを前に運ぶ。対する徳島市立は3-4-3。守備時に両サイドの16番MF佐野博紀と8番MF平佑斗がDFラインに入り込み5バックの布陣で相手にスペースを与えない陣形を作る。ショートパスを多用する尚志とカウンターでゴールを狙う徳島市立の構図となった前半は互いに相手の良さを消しあう一進一退の展開で前半が終了。
後半開始直後に尚志は2年生FW9番阿部要門と同じく2年生FW8番黒田陸斗を投入し2トップに変更。背後への飛び出しとターゲットを2枚にすることで低い位置からでも前線にボール入れることで相手に圧力をかける。徹底した戦い方を貫く徳島市立は5番DF田内悠貴を中心に2番DF渡邉浩章、12番DF三倉瀬真の高さと強さを生かし、チーム全員が豊富な運動量と球際で戦い続ける。スコアレスが濃厚となった終了間際に徳島市立はGK17番米田世波を交代し、PK戦に備える。
「今日は読みが全部当たった」と語るGK17番米田世波が2本を止める活躍でPKスコア4-3で徳島市立に軍配が上がった。
(文=佐々木竜太)
▽第98回全国高校サッカー選手権大会
第98回全国高校サッカー選手権大会