伝統校の貫禄を見せた四中工が逆転勝利!
まったく慌てていなかった。
前半20分、松本国際(長野)に先制されたものの、後半2分と24分に“決めるべき選手たち”がゴールを奪い、四日市中央工業(三重)が逆転勝ちを収めた。
“決めるべき選手たち”とは、FWの田口裕也(3年)とキャプテンの森夢真(3年)だ。
「田口にしろ、森にしろ、この1年間でメンタル面が大きく成長した。チームを勝たせる選手になってきた」と、四中工の伊室陽介監督は目を細める。
前半を0-1で折り返したが、「負けるとは思っていなかった。後半のピッチに向かうとき、“俺が決めてやる”と声に出しながら入った」と田口が振り返れば、「チャンスを作っていたし、みんなで“逆転できる。いける”とハーフタイムに話していた」と森が自信をのぞかせる。
▽第98回全国高校サッカー選手権大会
第98回全国高校サッカー選手権大会