昌平、劇的勝利!後半ATに1年生MF篠田が殊勲弾 久我山は8強逃す

昌平イレブン(写真=矢島公彦)

 1月3日、第98回全国高校サッカー選手権大会3回戦が各会場で行われ、浦和駒場スタジアムには1万5820人の大観衆が詰めかける中、昌平が國學院久我山を1-0で下し準々決勝進出を決めた。

 前半をスコアレスで折り返した一戦は後半に入っても、昌平ペースで時間が流れていく。44分、MF紫籐峻が右足を振り抜くも左ポストを直撃。直後の48分にはFW小見洋太がシュートを放つもこれもクロスバーに弾かれゴールならず。対する國學院久我山は61分、途中出場のFW清井大輔がシュートを狙うもGK牧之瀬皓太の好セーブに阻まれ得点には至らない。攻める昌平、耐える國學院久我山。均衡が破れたのは後半アディショナルタイムだった。昌平は途中出場の1年生MF篠田大輝が左足でシュートを放つと、クロスバーに当たりながらもゴールに吸い込まれた。これが決勝点となり昌平が1-0で勝利し初の8強進出を果たした。

 試合を決めた篠田は「自分を信じてパスを出してくれて、感謝している。みんなで掴んだだゴールです」と喜びを爆発させた。一方、今大会限りで清水恭孝監督が退任する國學院久我山は無念の3回戦敗退となった。

(写真=矢島公彦)

▽第98回全国高校サッカー選手権大会
第98回全国高校サッカー選手権大会