国際基督教大高2トップのうち2番伊藤は右サイド、10番小川は左サイドに流れ、それぞれ攻撃を引き出す動きでチームを助ける。特に10番小川は快速を活かし、相手にとって危険な抜け出しを見せる。中盤は21番、12番の三間兄弟が阿吽の呼吸を見せ、8番杉本はアジリティーを活かし一つ高い位置で仕事をする。DF5番平山、20番松島、3番古屋は身を投げ出しながらゴールを守る。特に20番松島は相手の9番溝口、11番山口の2トップのカバーに奮闘した。

 前半20分、国際基督教大高10番小川がGK仁科との一対一を抜け出し、無人のゴールにクロス。ここに入り込んだ2番安齋が押し込みゴール。「ぬかるんだグラウンドでボールが止まると思ったので、小川の快足を活かした」と横田監督が語ったように、狙い通りの形で1-1の同点とする。開始10分以降、激しい雨でグラウンドが水浸しになる中、ひた向きにボールを追う両者であったが、このまま前半は1-1のまま終了。

 後半に入り、日差しが照りだし、やりたいサッカーが出来るようになった両者。駒場東邦は、9番溝口、11番山口が国際基督教大高の3バックを攻略しようとする。対する国際基督教大高は途中出場の23番柳川廉を筆頭にフレッシュな選手が目立つ。

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▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
第98回全国高校サッカー選手権東京予選