すると、国際基督教大高は4番坂本の右サイドからのクロスから、23番柳川がファーサイドに合わせる。これがゴール右隅に決まり2-1と逆転に成功する。試合後「途中から試合に出たら絶対に得点を取ると決めていた」と力強く語った柳川が拳をあげて喜ぶ。

 主導権を奪った国際基督教大高は12番三間俊典が落ち着いてボールを動かし始め、21番三間郁典がボールサイドに奔走し、ボールが繋がり始める。特に左サイドに数人集めた状態から、テンポの良い崩しの予兆を見せる。駒場東邦も3番吉村のロングスローが飛び出すなど、相手ゴールを最後まで目指すがこのまま2-1で国際基督教大高が勝利し次戦に駒を進めた。試合後、得点を決めた2番伊藤は「次の試合もゴールを絶対に決めたい」と意気込んだ。また、横田監督は「一戦一戦しっかり準備して臨みたい」と気を引き締めていた。

(文・写真=石津大輝)

▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
第98回全国高校サッカー選手権東京予選