東京成徳大高が3-2で競り勝つ!

 第98回全国高校サッカー選手権東京1次予選2回戦、東京成徳大高郁文館が駒沢補助競技場で行われ、東京成徳大高が競り勝った。

 先にスコアを動かしたのは東京成徳大高。9番齋藤大地が右サイドからのクロスのこぼれ球を、ファーサイドでボールを受け豪快に叩くとこれが見事に決まり先制に成功する。

 東京成徳大高はサイドを攻略し、中でこぼれたセカンドに対しては中盤が素早く回収。対する郁文館は俊足9番林祐希と11番齋藤三葉のFWコンビ、10番飯田康平のロングスローなどでゴールに迫る。

 1点のビハインドの郁文館はチーム全体の1点を返したいという想いにエース9番林がスーパーなプレーで応える。林は左サイドでボールを得ると、スピードで4人を抜き去る。すると堪らず、東京成徳大高のDFはボックス内でファール。これをきっちりと林が自ら決め同点に追いつく。このまま1-1で前半を折り返すと後半も白熱した試合が展開される。東京成徳大高は、23番田口藤弥がゴールを決め勝ち越しに成功するも、郁文館の9番林にこの日2点目となるゴールを献上し、再び同点に。しかし、最後は東京成徳大高が4番瀬山陽生の執念のゴールによって再び勝ち越すとこのまま3-2で逃げ切り次戦に駒を進めた。敗れた郁文館は9番林が奮闘するも無念の敗退となった。

(文・写真=石津大輝)

▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
第98回全国高校サッカー選手権東京予選