開始早々チャンスを作ったのは工学院大附。左サイドにいる7番加藤から9番平地へ逆に展開するボールからチャンスを創出。中へ切れ込んだ9番平地がシュートを放つもキーパーに阻まれる。前半35分、相手のDFラインの一瞬の隙を突いた工学院大附9番平地が裏で受け、キーパーとの一対一をドリブルで交わしシュートを放つとこれが決まり先制に成功。さらに直後の同38分、工学院大附は10番相羽のスルーパスを今度は6番山本が決め追加点を挙げリードを2点に広げ前半が終了。2点を追う京華商は前半終了間際に10番丸山、9番山崎、20番溝田などが左サイドに集まりゴールに迫るも決定機には至らなかった。
後半に入り、試合を動かしたのはまたしても工学院大附だった。10番相羽の右サイドの突破から、ニアサイドで14番伊藤が足先で触りゴールに吸い込まれる。何としてもまず1点を返したい京華商は10番丸山が右サイドで相手を食いつけ、中に技ありのクロスを放ると、ニアサイドで2番安達がヘッドで合わせるも、これは惜しくも僅かに枠の外。 逆に後半終了間際に工学院大附は8番矢島の中央突破から、10番相羽が裏で受け4点目を挙げタイムアップ。一昨年の新人戦以降勝利が無かった工学院大附が4-0で嬉しい白星を手にした。
(文・写真=石津大輝)
▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
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