同点に追いつきたい大成は前半に攻守にセットプレーと大車輪の活躍を見せた8番宮脇茂夫を中心に東京朝鮮中高級学校ゴールに迫る。マルチタイプの10番FW原輝斗、ターゲットタイプの15番尾﨑元が活気づく。また、後半はドリブラーの7番大石勇冴が少し内側に絞りボールを受ける事で、相手のマークの噛み合わせを狂わせる。

後半23分、大成10番原輝斗と7番大石勇冴が左サイドを崩し、7番大石勇冴がシュートを放つもGKチン・ユヨンがビッグセーブでピンチを救う。同30分、大成が右サイドからのコーナーに4番佐藤イライジャがヘディングでファーサイドに流す。ゴールかと思われたが、僅かにゴールの上。

最後まで東京朝鮮中高級学校のゴールに迫る大成だったがゴールネットを揺らすことが出来ず。1-0で東京朝鮮中高級学校が勝利し5年連続で西が丘進出を決めた。

(文・写真=石津大輝)

▽第98回全国高校サッカー選手権東京予選
第98回全国高校サッカー選手権東京予選