後半は摂津のゴールラッシュ。まずは45分、コーナーキックから3番DF木村颯太が頭で合わせ4点目。直後の46分には交代で入ったばかりの18番FW白石崚が早速ゴールを決めて5点目。50分、9番FW谷山英翼が右足で強烈なシュートを決め6点目。9番FW谷山英翼は51分にも途中出場の1年生の15番FW中本颯馬の右からのクロスに右足で合わせ7点目。54分には15番FW中本颯馬がゴールを決めて8点目。70分、途中出場の6番MF高井佑絃の右からのクロスに18番FW白石崚が合わせ9点目。後半アディショナルタイム3分には右サイドでスルーパスに抜け出した9番FW谷山英翼がそのまま持ち込み右足で決めてゴールラッシュを締めくくった。

 勝った摂津の指揮官は「前半は3年生にチャンスを与えようという形でスタートしたが、彼らの中でもなかなかうまくいかないというところがあったと思う。後半はメンバーも替えてというところで少しはよくなった。トーナメントで相手もしっかり守ってくるので、自分たちのサッカーにこだわりすぎず空いているところをしっかりついていこうと伝えた。(次に向けては)うちは攻撃のところは頑張るチームなので、守備面で攻守の切り替えの部分と、苦しい時間帯のところで粘れるかがチームの課題なので、一点のせめぎ合いのところが次のゲームかなと思っている」とコメントした。

(文・写真=会田健司)