1年生FWが大仕事 寝屋川が3回戦突破
9月8日、第98回全国高校サッカー選手権大阪予選3回戦がJ-GREEN堺で行われ、終盤に得点を重ねた寝屋川が成美を下し4回戦に進出した。
前半は白のユニフォーム寝屋川が2トップの10番松本大河と22番柳生翔太を中心に押し込む展開。対する緑のユニフォーム成美はゴール前で身体を張って守る。寝屋川は押し込んでいるものの決定機は作れず前半はスコアレスで折り返す。
後半も攻める寝屋川と守る成美の構図は変わらず。49分に寝屋川が決定機を迎える。22番FW柳生翔太の巧みなポストプレーからチャンスをつくり、10番FW松本大河がシュートを打つも、成美21番GK澤田大翔が鋭い反応を見せこれをセーブし得点には至らない。すると我慢強く守っていた成美にもチャンスが訪れる。55分、左サイドのペナルティエリアのすぐ外からのフリーキックを直接ファーサイドの際どい所を狙ったが寝屋川1番GK藤井大洋が横っ飛びでスーパ-セーブ。こちらも得点ならず。しかし、63分ついにゲームが動く。寝屋川22番FW柳生翔太が2番MF横井吉摩とのワンツーで中央を抜け出しキーパーをみて冷静にゴールに流し込む。終盤で1年生FWが大仕事をやってのけた。ここまで粘り強く戦ってきた成美にはこの失点が重くのしかかり運動量が落ちてしまった。そして後半アディショナルタイム4分、寝屋川2番MF横井吉摩の右サイドからのクロスに途中出場20番FW中村陸がダイビングヘッドで追加点。その直後の同6分にはシュートをキーパーが弾いたボールがゴールを決めたばかりの20番FW中村陸のもとにこぼれると、ペナルティエリア手前からこれを思い切りよくダイレクトでシュートを打つ。クロスバーの内側に当たっボールは地面に当たってゴールイン。苦しんだ寝屋川だったが終わってみれば3-0の快勝で3回戦を勝ち抜いた。