10月27日、第98回全国高校サッカー選手権大阪予選6回戦がJ-GREEN堺で行われ、大阪府リーグ2部の東大阪大柏原がプリンスリーグ関西の大阪桐蔭を延長戦の末破り準々決勝に進出した。

序盤から大阪桐蔭がペースを握るも、「大阪をざわつかせよう」と監督が選手を送り出した東大阪大柏原もズルズル引くことなく応戦。激しいボールの奪い合いを展開する。得点が生まれないまま前半が終了し、後半に入っても展開は変わらない。大阪桐蔭は攻撃の形が作れない中でセットプレーのチャンスも活かすことが出来ず大苦戦。スピードに慣れてきた東大阪大柏原が後半も守り抜き0-0のまま延長戦へ。延長戦に入り両チームに疲れが見え始め、足を攣る選手も出てくる中、出足で東大阪大柏原が上回り始める。そして東大阪大柏原に待望の瞬間が訪れる。延長後半に入った直後の91分、延長戦途中から出場した9番FW高松圭音が右サイドを突破し深い位置からクロスを上げると、中央を勢いよく上がってきた11番FW遠藤由希斗がキーパーの目の前で合わせゴール。東大阪大柏原が先制する。一層大きくなった応援団の声援を背に、その後も東大阪大柏原が大阪桐蔭の攻撃を、身体を張って跳ね返し1-0で試合終了。強豪相手に東大阪大柏原がジャイキリを起こし、大阪をざわつかせることに成功した。勝利した東大阪大柏原は準々決勝で金光大阪と対戦する。