後半もどちらに転んでもおかしくない試合展開だったが、ここで試合を動かしたのは日大藤沢。後半7分日大藤沢、7番MF斉藤夏が中央をドリブルで運び右へ展開し、13番DF古谷陸がダイレクトで上げたクロスを中央9番FW平田直輝がヘディングで叩きつけゴール、1-0と先制に成功する。ここから攻勢に出る日大藤沢は同15分、8番MF植村洋斗がドリブルで仕掛けると相洋ディフェンスたまらずファール、ゴール正面やや左で得た直接フリーキックはGKが片手でなんとかセーブ。相洋は後半ラスト15分、14番MF佐藤るいを投入した辺りから再度ギアを上げ前線からのプレスも強化し日大藤沢ゴールに攻め込む。しかし、同30分に日大藤沢は中央の溜めから左サイド5番DF吉本武に展開、ファーに上げたクロスを9番FW平田直輝が叩き込みこの日ヘディングで2点目、2-0と突き放す。その後、相洋は11番FW川本雄大のミドルシュートを皮切りに波状攻撃。9番MF今野賢人のヘディングシュートなどで日大藤沢ゴールに迫るも得点を奪うことが出来ず試合はこのまま終了。勝った日大藤沢は次戦、橘と対戦する。
(文・写真=甲斐雅人)
▽第98回全国高校サッカー選手権神奈川予選
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