後半、開志学園JSCは23番松田健吾、9番水上渓に替え10番菅原彰吾、18番上牧優希を投入しゲームの展開を変えていく。前半アンカーにいた7番大澤志苑がトップに入り、流動的な動きで相手のCBを中央から引きずり出すと、10番菅原彰吾は相手の嫌な絶妙な位置でボールを受け、前を向くことで相手に脅威を与え、18番上牧優希は小回りの利いたドリブルで中央を打開し、更に12番中里聖斗がフリーになることで中央やサイドのスペースで危険な仕掛けを見せる。すると後半8分、10番菅原彰吾の蹴ったコーナーキックに7番大澤志苑が押し込み追加点を奪うと、同16分には4番工藤駿のスルーパスに10番菅原彰吾が反応し、ゴールに流し込みリードを3点に広げる。攻撃の手を緩めない開志学園JSCは同23分には7番大澤志苑、5番佐藤汰生と右サイドでの連携から5番佐藤汰生がそのままクロスを上げ、15番関谷譲嗣が押し込み追加点を奪取。更に、同30分には10番菅原彰吾が右サイドから蹴ったコーナーに5番佐藤汰生が打点の高いヘディングを合わせ5点目を決める。新潟南は7番五十嵐壮太、10番渡邉裕真が奮闘するも、後半タレントあふれる選手たちが流動的に入れ替わる高いユーティリティー性をみせ、攻撃陣が爆発した開志学園JSCが5-0で3回戦を突破した。
(文・写真=石津大輝)
▽第98回全国高校サッカー選手権新潟予選
第98回全国高校サッカー選手権新潟予選