埼玉平成、2-0で市立浦和を下し2回戦突破

 10月20日、第98回全国高等学校サッカー選手権決勝トーナメント2回戦で埼玉平成と市立浦和が対戦し、埼玉平成が2-0で勝利を収めた。

立ち上がり一進一退の攻防を繰り広げる。市立浦和はロングボールで繋ぎチャンスを創出。対する埼玉平成はセーフティーにクリア、そのセカンドボールを拾いスルーパスで一気にゴール前まで迫る。

試合は前半12分に動く。埼玉平成は相手陣内でボールを奪い鋭いパスで右サイドへ展開、ボールを受けたFW築根恵一が中に折り返すと、これにFW山賀翔太が上手く合わせゴール右隅にゴールを決め先制に成功する。一方、市立浦和は、埼玉平成のディフェンスを打開すべく、スピードのあるFW花田大樹を起点にサイド攻撃でチャンスを演出するが、ゴールにたどり着くことが出来ない。前半の終盤に差し掛かったところで市立浦和の運動量の多さが目立つようになる。ディフェンスライン、中盤をコンパクトに納め、前からのハイプレッシャーを埼玉平成に与え、それによりパスミスが生まれ何度か決定機を迎えたが、埼玉平成GK長澤太希のファインセーブに阻まれゴールならず。前半は埼玉平成が1点をリードしたまま折り返す。

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