封じられた海星エース・平野

 57分に右CKをDF野田裕喜が頭で叩き込んで突き放すと、59分には平松に変えてDF時松拓海を投入。「2点差、3点差がついたら、10番の心臓を止めようと思っていた」(平岡監督)と彼に3回戦で4得点を奪い、好調を維持する海星FW平野皓巴のマンマークを命じた。
 時松の粘り強い守りとCBとのスムーズなマークの受け渡しが奏功し、後半に打った平野のシュートはゼロ。攻守両面での海星封じに成功すると、60分には右サイドからのパスを中央の葛谷がダイレクトで、後方に展開。このボールを走り込んで受けた坂元がそのままドリブルで右に流れながらシュートを放ち、4点目を獲得。試合終了間際のアディショナルタイムにも、途中出場の1年生MF田中匠が豪快なロングシュートを叩き込んで、5-0と大勝した。

 「先制して、ダメ押しした後は時松を入れて相手の中心選手を抑えて、逃げ切るという今年のうちのパターンが上手く出せた」と平岡監督が満面の笑みを浮かべたように、会心の出来を披露した大津が日本一にまた一つ駒を進めた。

【取材・文・写真=森田将義】