しかし、後半に入ると足が止まった東福岡はペースダウン。後半開始からMF霞恵介を投入し、システムを4−2−3−1へと変更した青森山田に押し込まれる展開となった。すると、後半24分に裏への抜け出しから、FW松木駿之介にGKとの1対1を決められてしまう。その後も青森山田の人数を掛けた攻撃に押し込まれるが、東福岡はDF小笠原佳祐、DF加奈川凌矢の両CBと2年生守護神GK脇野敦至を中心に堅守を見せて得点を許さない。
その後もしっかりと守り切った東福岡が決勝進出を決めた。
この試合も「前半の中で攻め切れたからこそ、うちは得点が取れたのかな」と東福岡・森重潤也監督が語るように、序盤から攻撃の手を休めず相手を攻め切った東福岡。
【取材・文・写真=松尾祐希】