徹底したチャレンジ&カバー。「やるべきこと」を貫いた武蔵越生が10年ぶりの県4強
「自分たちのやるべきこと」を80分間やり通した武蔵越生が久々の県4強入りを果たした。
試合は前半から高さやフィジカルで上回る成徳深谷がロングボールを入れて押し込む展開。「そうこられるのはわかっていた。1個目で負けても次のボールを拾うとか地道に戻ってくるとか、そういうところで徹底してやれるか」がテーマだったと武蔵越生・西澤浩一監督はいう。
そういった中で武蔵越生は3バックを中心に集中したディフェンスを見せる。ハイボール勝負には競り合いに強い松永浩弥が身体を張って対応。「今日はチャレンジ&カバーをしっかりやろうということで取り組んでいた。後ろで(木村)一世がカバーしてくれていたので、それを信じて、いつもよりも自信を持っていけました」というように、チャレンジの裏では3バックの中央を務める木村一世が常にしっかりとカバーリングに入ってシュートは打たせなかった。
すると後ろの頑張りに前が応える。前半35分、中盤でこぼれ球を拾ったMF米山大智はまだゴールまで距離もあった中で「風もあったので狙っていきました」と右足を一閃。しっかりと芯を捉えたシュートはキーパーの頭上を通り越してゴールネットに突き刺さり、リードを奪う。
▽令和元年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和元年度埼玉新人戦(新人選手権大会)