後半に入ると、明法が完全に試合を支配。44分、7番が直接FKを鮮やかに突き刺すと圧巻のゴールショーがスタート。47分には右サイドから10番がクロスを上げると、目測を誤ったGKのミスも重なりそのまま吸い込まれ4点目。さらに55分には中央をドリブルで突破した4番のシュートのこぼれ球を11番が押し込んで5対0とした。

 確実にリードを広げていく明法に対し、都立広尾としては明法の攻撃のキーマンである9番に対して自由にプレーさせてしまうスペースを与えすぎてしまった。中盤での速いチェックが徹底することで大量失点を防ぐことができればまた違った展開となっただろう。

 その後も止まる気配を見せない明法の攻撃。63分には9番のヘディングシュート、立て続けに途中出場14番にもゴールが生まれ2点を追加。後半途中からの出場でキレのある動きを見せるFW14番は都立広尾CBの背後を狙う動きで攻撃にアクセントを加える。すると68分にも左サイド2番のクロスを合わせてこの日2点目をゲット。

 最後は69分、右サイド10番のアーリークロスを6番が頭で合わせ9点目。精度の高いボールに打点の高いヘッドと、綺麗な形でのゴールでゴールショーを締めくくった明法が圧勝。都立広尾を全く寄せ付けず2回戦へと駒を進めた。

 勝った明法、次戦は14日、ホームで日大二との対戦が決まっている。