正則は逆転を信じ戦い抜く
先制後、ほとんどゴールに迫る場面が作れず守備に奔走した前半となってしまった正則。ショートパス、ロングパスを巧みに組み合わせボールを支配する専修大附の攻撃に付いていくことができず。攻守において修正が求められる前半となった。
後半に入ってもやはり専修大附ペースで試合は進む。ボランチ戸城が前半に比べDFラインに多く顔を出しパスを引き出す。さらに簡単に両サイドに展開することで正則DFの穴を探りながら、好機と見るや前線に精度の高いパスを供給し攻撃の舵取りを担った。
するとその戸城は53分には自らも豪快なシュートを叩き込む。18分、ペナルティエリアやや外でボールを受けると右足を振りぬく。内側に巻くように放たれたミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり4点目を奪った。
劣勢の展開を強いられた正則の中で奮闘したのはGK・伴蒼天。至近距離からのシュートに対する反応に優れる守護神は好セーブを連発。最後方からチームの奇跡を信じてゴールマウスに立ちはだかった。しかし、4点が重くのしかかる正則の攻撃陣はなかなかチャンスを作り出すことができず。右MF20番をFWに上げる攻撃的ポジションチェンジも最後まで実を結ぶことはなかった。
その後、試合終了間際の67分にも追加点を奪った専修大附が5対1で圧勝。正則を逆転で下し2次予選を決めた。