同点ゴールに沸く専修大附イレブン
その正則は、初戦で都立深川を下すと、続く3回戦では東京学芸大附属を相手に2度リード許す展開も、3対2で逆転勝利。迎えたこの試合では、前回の試合開始3分に失点を喫し不安を覗かせた立ち上がりの反省を活かし慎重な入り方を見せ、見事に先制点を奪って見せた。3回戦同様4-4-2の布陣を組み、2次予選進出を目指す試合に選手たちは気合いが入る。
対するはこれまで都立国立に3対2、都立南平に1対0と僅差の試合を制してきた専修大附。4-4-2を基本布陣に設定し臨んだ序盤に失点する展開にも、徐々にポゼッションを高め、FW会田直道、大山祐太朗そして右MF吉見研人を中心にDFラインの背後を狙う動き出しを繰り返し攻勢を強めていく。すると迎えた11分、CBのロングフィードに抜け出した岡村和大が左サイドからシュート。このプレーで得たCKに並木竜之介が合わせすぐさま同点ゴール。専修大附が試合を振り出しに戻した。
さらに続く専修大附の攻撃。吉見が中央に絞り、1、5列目でのプレーが目立つ大山とともに2シャドーの形を作りながら攻撃の幅を広げる。先制点を決めた左SB並木と、右SB船間智也の攻撃参加も顕著で攻撃の推進力を高めた。追加点も時間の問題かと思われた27分、右サイドを起点に攻め込むと船間のアーリークロスから戸城智也が合わせゴールネットを揺らす。続く31分にも徹底して繰り返されていたロングボールによる攻撃からDFラインの背後を突いた会田が決めてゴール。前半終了も迫った時間帯に勝ち越し、さらにはリードを2点に広げるゴールで試合の主導権を握りハーフタイムを迎えた。