長崎総科大附、盤石の試合運びで勝利

長崎総科大附イレブン(写真=松尾祐希)

 名伯楽・小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附が盤石の試合運びで勝利を手にした。

 九州高等学校(U-17)サッカー大会(30分ハーフ)の2日目。長崎の強豪校はグループリーグ最終戦で那覇西と対戦。各組上位2チームに与えられる決勝トーナメント行きを決めている中で、序盤から主導権を掴む。

 今季から取り組んでいるボールを丁寧につなぐスタイルで相手を圧倒。ロングスローは取り入れたものの、長いボールは最小限に留めて地上戦を展開していく。4−2−3−1の左サイドハーフの小田晃暉(2年)、右サイドハーフの岩永空潤(2年)が足下でボールを受けると、積極的にドリブルを仕掛けた。ゴールこそ奪えなかったものの、終始押し気味で試合を進めていく。

 すると、30分だ。左SBの山口敦樹(2年)がゴール前にアーリークロスを入れ、ニアサイドで一宮優斗(2年)が反応。頭ですらして、ネットを揺らした。先制点で勢いに乗った長崎総科大附は直後の30+2分に右サイドでFKを獲得。これを岩永が左足でゴールを狙うと、相手GK伊良皆孝太(2年)がキャッチミス。この隙を逃さず、児玉勇翔(2年)が押し込んだ。

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▽令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会
令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会