4-1で日章学園に勝ち切った大津 2年ぶり4度目の優勝まであと1勝

大津vs日章学園 (写真=松尾祐希)

 “公立の雄”が盤石の試合運びで決勝進出を決めた。

 九州高等学校(U-17)サッカー大会(決勝トーナメントから35分ハーフ)は3日目の2月17日にから決勝トーナメントがスタート。午前中の準々決勝で注目校・飯塚を1−0で撃破した大津は、午後の準決勝で日章学園と対戦した。

 8分にアンラッキーな形で日章学園の日吉悠真(2年)にゴールを許したものの、以降は素早い攻守の切り替えと多彩な攻撃パターンで相手を圧倒。3−5−2の最前線に入る主将・半代将都(2年)と宮原愛輝(2年)、トップ下の坂本充(2年)が中央から崩せば、右の杉山佳宏(2年)と左の大島清(2年)の両ウイングバックもサイドからチャンスを作った。すると、16分に大島が左サイドからクロスを入れると、半代が右足で合わせて同点に追い付く。

 試合を振り出しに戻した大津は、以降も手を緩めずに攻撃を展開。22分にはPKを獲得すると、宮原が冷静に沈めてすぐさま逆転に成功した。以降も中央と外を巧みに使い分けるアタックを仕掛け、守っても森田大智(1年)と藤井瑛斗(2年)が中盤でボールを奪って相手に自由を与えない。

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▽令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会
令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会