日章学園、退任する早稲田監督のラストマッチを勝利で飾る

長崎総科大附vs日章学園 (写真=松尾祐希)

 小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附と、早稲田一男監督率いる日章学園。九州の高校サッカー界を牽引する両者の対戦は後者に軍配が上がった。

 九州高等学校(U-17)サッカー大会(決勝トーナメントから35分ハーフ)の最終日が福岡県の博多の森陸上競技場で2月18日に行われ、3位決定戦で日章学園が長崎総科大附を2−0で撃破。今年度限りで退任する早稲田監督のラストマッチを勝利で飾り、3位で大会を終えた。

 ゲームは序盤から一進一退の展開となり、互いに中盤で激しい攻防を見せる。日章学園はCBの古賀照也(3年)を中心に手堅い守りで相手の攻撃をシャットアウト。ボールを奪うと、素早く攻守を切り替えてショートカウンターを仕掛ける。一方の長崎総科大附は日章学園の攻撃陣を警戒し、前日までのポゼッションスタイルから守備重視の戦術に変更。相手2トップの木脇蓮苑(1年)、小野大斗(2年)にマンマークを付け、攻撃は手数をかけないロングボールを放り込むスタイルでゴールをこじ開けにかかった。

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▽令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会
令和元年度第41回九州高校U-17サッカー大会